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自宅で手軽に髪の毛を自由にスタイリングできるヘアアイロンやコテ。
重宝している方が多いのではないでしょうか。とても便利な道具ですが、毎日使用していると髪の毛にはさまざまなダメージが加わっています。
今回は、ヘアアイロンやコテが髪の毛に与える影響、使用時の注意点をご紹介します。

髪の毛の構成成分

ヘアアイロンやコテが髪の毛に与える影響をご紹介する前に毛髪の構成成分をみていきましょう。髪の毛は、約85%がタンパク質、約10%が水分、約5%が色素や脂質などその他の成分でできており、ほとんどがタンパク質で構成されています。このことから、髪の毛のダメージなどを考えるうえで、タンパク質が重要な要素になることがわかります。

ヘアアイロンやコテが髪の毛に与える影響

髪の毛は、熱が加わると、タンパク質の構造が変化します。そのことをタンパク変性と言います。ヘアアイロンやコテの高熱によって髪の毛のパサつきや硬くなり、ダメージが助長されてしまいます。よくタンパク変性のお話をする時に、卵やお肉の例がでてきます。卵、お肉も熱を与えるとタンパク質が変化して固くなるように髪の毛も熱を与えすぎると固くなるということなのです。

熱ダメージを受けた髪の毛のケア

髪の毛に熱が加えられると、タンパク質がダメージを受け、さらにキューティクルがリフトアップ(剥離)し、髪の毛が毛羽立ち、滑りが悪くなってしまいます。
なので、熱ダメージを受けた髪には、キューティクルのケアが重要になります

へアアイロンやコテを使用する時の注意点

ヘアアイロンやコテで髪の毛のダメージを促進させないためには、以下の2点が特に大切になります。

濡れている髪にヘアアイロンやコテを当てない

髪が濡れている状態でヘアアイロンやコテを使用してしまうとジュッと音が出る事があります。これは、髪の毛の水分が蒸発して水蒸気爆発という現象を起こしているのです。
髪の毛の様々な構造を破壊してしまい、髪のダメージにつながります。

朝、忙しいという理由で髪の毛をしっかり乾かさずヘアアイロンやコテを使用していませんか?ヘアアイロンやコテを使用する時は、必ず先にドライヤーで髪の毛を乾かしてから使用しましょう。

へアイロンやコテをする前に熱対応用でないアウトバストリートメントを使用しない

ヘアアイロンやコテの使用を想定されていないアウトバストリートメントを使用すると想定されないような髪の毛のダメージにつながる場合があるので、熱対応用のアウトバストリートメントを使用しましょう。

さいごに

いかがでしたか?ヘアアイロンやコテを使い、上手くスタイリングできるか自信がないという方や、髪のダメージが気になる方は、美容師の方に相談してみてください。ヘアアイロンやコテの正しい使い方を教えてくださったり、あなたの髪質に合った保護・補修力の高いヘアケアをご紹介してくれます。

Writer aujua