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みなさま、オージュアからの夏のスペシャルギフトはもうチェックしていただけましたでしょうか?フラワーアーティスト/フォトグラファーとしてご活躍中の、竹内陽子さんとのコラボレーションにより誕生した今年の夏のスペシャルギフト。

 

全体を覆う白の大胆さと、瑞々しいお花の色合いがとても美しく、洗練された大人女性にぴったりのこのクリアポーチ。とても夏らしく、涼しげな印象を与えてくれます。

 

今回は、竹内陽子さんへのインタビューの様子をお届けします。作品を通して様々な「美しさ」に出会う彼女は、一体どのような美しさに心動かされるのでしょうか。また、彼女が考える「今」を大切に生きる姿勢から生まれる美しさとは。

花も女性も、準備段階を含めた「その姿」が美しい

—今回のオージュアとのコラボレーション、率直にいかがでしたか?

竹内さん:お話をいただけて、すごく光栄です。

普段の作品作りを通して、やはり花と関わることが多いのですが、花の美しさと女性の美しさは、どこか重なる部分があると思っていて。
つぼみの頃のしとやかさや、つぼみからだんだんと成熟して広がっていく華やかさ。花も女性も、準備段階を含めてその姿そのものが美しいですよね。

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花の場合、切り花を持って帰って水に挿しても、数日間しか持たないんです。そしてその限られた数日間、誰にも見られることなくそのまま枯れてしまう場合もあります。
なので作品を作る際は、常に花に感謝をしながら、「一番美しい花の姿」を多くの人に見てもらいたいなと思いながら撮影をしていて。

それぞれのタイミングで、様々な美しさを見せてくれる花たちの、その瞬間瞬間の美しさを最大限引き出して捉えたいんです。
今回のコラボレーションでも、花のイキイキと輝いている瞬間を収められたなと思うので、同じように輝くたくさんの女性に見てもらって、癒されて欲しいです。

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〈クリアポーチ制作中の様子〉

「最初の一歩」を乗り越えることから挑戦は始まる

—数々の美しさと出会われる中で、どのような美しさに心動かされますか?

竹内さん:「力強さ」といった部分に美しさを感じますね。

花の場合だと、力強い生命力。葉や花が枯れてしまっても、根は土の中で生き続け、また次の世代に繋がっていき、もちろん美しさも引き継がれていきます。

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〈竹内 陽子さん作品「Hopeシリーズ」より〉

女性に対して感じる美しさにも近いものがありますね。

例えば、自分の中にしっかりと意思を持っている女性。人に流されるのではなく、自分の意思や考えを持って進み続けている姿を見ると、美しいなと思います。
私自身も、芯は強いけど優しい女性でありたいと意識しているんです。

作品を通して、そういった花の力強さを感じていただきたいなと日々思っています。花の力強さを見て、「前に進むきっかけ」になってくれたら本当に嬉しいですね。

「きっと上手くいかないからいいや。」というような不安から足踏みをしてしまうこともありますよね。でも、出来なければまたスタート地点に戻ればいいですし、とにかく最初の一歩を踏み出さないと!と、常にチャレンジする姿勢を忘れないようにしているんです。

「作品を作って、撮る」に至った小さなきっかけ

—「チャレンジすること」への大切さに気づかれたエピソードなどがあれば教えてください。

竹内さん:昔から怖いもの知らずというか、ダメだったらやめればいいかなと思っていて。心で思っていることをチャレンジ出来ずにチャンスを逃してしまう方が勿体ないなぁと。

もちろん、何か新しいことを始めるときには、ずっと続けるつもりでチャレンジします。でも、もし失敗してしまったとしても、そこからまた別の世界が見えると思っているんです。

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振り返ってみると、フラワーアーティスト/フォトグラファーとして活動出来るようになったのも、最初は小さなきっかけから。そしてその時に出来ることを一生懸命続けてきた結果だなと思うんです。

例えば、もともと花を仕事にしていた私が「フォトグラファー」になったのも、小さなきっかけでした。
出産後、自分で動ける幅が狭くなって、ネットショップで花のギフトを始めたんです。当時はネットショップもあまりなかったので、自分でホームページの制作をすることから始まりました。もちろん花の仕入れや梱包も自分で行って。
その時に、お客さんにお送りする花を写真に収めていたんですね。でも、撮影した写真を見ると、実物との違いに違和感があって。

「もっと素敵なものを送っているはずなのに、どうして写真だとこんな風に写るのだろう?」という違和感から、独学で写真の勉強を始めたのが写真と出会ったきっかけだったんです。

そこからどんどん写真にのめり込んで、「作品を作って、撮る」ということが普通になりました。その後写真学校にも通って、卒業後には、雑誌の出版社に作品を持ち込み、自ら売り込み。嬉しいことに、撮影の機会をいただくことができました。

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でも、ネットショップを始めたときも、写真学校に通ったときも、今こんな風に活動する自分を知っていたわけではないですし、その瞬間に出来ることを見つけて、精一杯やった結果だなと感じているんです。

「今」の自分にしか出来ないことを探して生きる

—竹内さんのように多方面でのチャレンジをし続けるためには、どのような心がけや考え方を持つことが大切だと思われますか?

竹内さん:自分の環境に応じて、「今の私にはなにが出来る?」と考えることです。

「今の私」が出来ることを見つめて、向き合って、前に進んでみる。
例えば、ネットショップを始めたのも、子供ができて、預けるのではなく。もっと一緒に過ごしたいと思って「家で出来る、花と関われる仕事」を探したことから始まりました。

最初は不安でなかなか進めないときも、だんだんと目標に到達したり、次のポイントが見えたりすると、気づいたらどんどん進んでいるのではないかなと思いますね。

この考え方はこれからも一緒。

今後もこの考え方を持ち続けて、作品を通し、自分の中にある思いを表現し続けていければいいなと思います。花を見て、綺麗とか美しいだけではなくて、「自分のやりたいと思うことを素直にやってみよう!」と思っていただけるような、そんな作品を、これからも届けていきたいです。

今「この瞬間」に自分に出来るチャレンジを見つけ出し、挑戦し続ける。
その挑戦をするたびに、成功しても失敗しても新しい道が開ける。

 

そして何よりも、力強く生き続ける姿こそが美しい。女性としてもフラワーアーティストとしても、力強く進化し続ける竹内陽子さんに迫ったスペシャルインタビュー。力強さの中にも、作品に込められた思いやメッセージからは彼女の優しさや柔らかさが感じられる、まさに花のような美しさを持つ女性でした。

 

そんな彼女が作り出す今後の作品では、一体どんなメッセージを届けてくれるのか、期待が膨らみます。みなさまも、「前に進むきっかけ」が必要だと感じる際には、竹内さんの作品に触れてみてはいかがでしょうか。
今後の竹内さん自身のストーリー、そして夏のスペシャルギフトにも期待してください。

Writer aujua