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みなさん、ゴールデンウィークのご予定はお決まりですか?
お出かけされる際に気になるのは、やはり髪の日焼け。みなさん、髪の日焼け対策はされているでしょうか?
※髪の日焼けとは、髪が紫外線の影響を受けて起こるダメージ(パサつき、指通りの悪さ、ツヤの低下、ヘアカラーの色あせ)のこととミルボンで定義しています。

「真夏に海など日差しの強い場所へ行くときは対策を行っている」という方も多いかと思いますが、実は初夏からのケアが重要です。

今回は、髪の日焼けである紫外線によるダメージのメカニズムについて徹底的にお話しします。

ダメージの原因は、活性酸素にあり!

髪が紫外線によるダメージを受けるのは、どのようなメカニズムがあるのでしょうか。

毛髪中の水分に紫外線が照射されると、ヒドロキシラジカルという活性酸素の一種が発生します。活性酸素は、最近雑誌などで目にされることが多いのではないでしょうか?もともと活性酸素は、“体を守る”役目もあるので、活性酸素=悪者!というものではありません。問題は、活性酸素が増えすぎること。増えすぎた活性酸素は、タンパク質などを酸化させます。毛髪内で増えすぎたヒドロキシラジカルはキューティクルに酸化ダメージを与えます。この酸化ダメージによるキューティクルの損傷が、髪のツヤがなくなっていく要因になります。

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海水浴に行った後、髪がバリバリに傷む。。。このような経験をした方は多いのではないでしょうか?夏の海辺は直射日光が強く、髪が濡れた状態で紫外線を受けるので活性酸素がより多く発生するのです。

髪が日焼けするとどうなるの?

「髪の日焼けに気をつけないと…。」と思っても、なかなか行動に移せないものですよね。肌が焼けると、皮膚の色が変化したり、乾燥してカサカサになってしまったりと「目に見える変化」が大きくあります。

では髪が日焼けするとどうなるのでしょうか。実験によってわかったのはキューティクルの損傷です。キューティクルを構成するアミノ酸のなかで、チロシンやトリプトファンは紫外線を吸収しやすく、毛髪から流出してしまうことでキューティクルが損傷してしまいます。

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*実験条件(カラー毛、25℃、湿度60%、78h、UV-A0.5mW/㎡、UV-B1.5mW /㎠)
もちろん、「目に見える変化」も、あなたが気づいていなくても意外と周りの人には気付かれているかもしれません…。

髪が日焼けしてしまうと、以下のようなことが起きます。

・髪がパサつき、指通りが悪くなる
・キューティクルが損傷して、髪のツヤがなくなる
・ダメージすることにより、カラー毛の褪色に影響する

せっかくのお休み。120%楽しんだ後の髪が“残念な状態”になってしまわないように、今回ご紹介するデイライトシャワーでのケアをおすすめします。

デイライトシャワー

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紫外線から髪を守るために、帽子をかぶるという対策もありますが、ヘアスタイルが崩れてしまうといったことになりますよね。デイライトシャワーは、髪にさっとふりかけるだけなので、ヘアスタイルが崩れる心配もありません。

デイライトシャワーは主に

1. 紫外線をカットし、毛髪ダメージを防ぐ
2. 軽い質感とツヤを与える

という2つの働きを持っています。「ルワンディフェンサー」※1と呼ばれる紫外線カット成分が働くことにより、髪の日焼けから守るお手伝いをしてくれます。
※メトキシケイヒ酸エチルへキシル

また、「プルーンオイル」※2というプルーンに含まれる成分が、髪を軽い仕上がりへと導いてくれます。プルーンオイルは、毛髪の最表面に存在するオレイン酸を多く含んでいるのです。キューティクルに馴染み、均一なツヤを与えてくれます。
※2 プルーン種子エキス

使い方

デイライトシャワーは、お肌に日焼け止めを塗るような感覚で、乾いた髪の表面にふってお使いいただけます。髪が濡れている状態の際はお使いにならないようにご注意ください。リーブイントリートメントをお使いの方は、リーブイントリートメントを使用後、乾かしてからお使いくださいね。

また、スタイリング剤をお使いの場合も、スタイリング剤を使用された後にお使いください。

髪全体に、ベールをまとうようにお使い下さい。

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さいごに

外にお出かけするのも増える時期。
お肌だけではなく、髪の日焼け対策もしっかりケアしてあげてくださいね。

Writer aujua