haircolor.jpg
LINEで送る
Pocket

みなさんは、普段どのようにヘアカラーをされていますか?毎月サロンに通っているという方や、時間がないから自分で!という方など、様々かと思います。本日は、そもそもヘアカラーとはどのような原理なのかという疑問からサロンカラーとホームカラーの違いといった疑問まで解決しちゃいましょう。

ヘアカラーの種類と原理

みるぼん2

ヘアカラーは、髪の毛を脱色し、髪の外側だけでなく内側にも色を入れます。ヘアカラーの種類には、「脱色剤」「酸化染毛剤(ヘアカラー)」「酸性染料剤(ヘアマニキュア)」の三種類があります。ヘアマニキュアは、爪に使うマニキュアと同じように、髪の外側に色素を吸着させコーティングしています。

これら3種類は、サロンカラーでもホームカラーでも使用されていますが使用方法や使用量に違いがあります。次で詳しく見てみましょう。

ホームカラーとサロンカラーの特徴

ホームカラーの特徴

ホームカラーはお客さまご自身が使うことを前提として作られています。その為、色ムラが分かりにくいなど、失敗が少ないような色味設定が基本となっており、色表現の幅はおおむね20色程度です。

また、剤は、毛髪に広がりやすい泡や液体で、一人でも簡単に染めることができるといった工夫が施されています。ニオイも最小限に抑えられています。つまり、色表現よりも簡単さや失敗の少なさを重視しているのがホームカラーの特徴です。

サロンカラーの特徴

サロンカラーはプロの美容師が使うことを前提として作られています。高い技術で施術ができる為、200色程度の豊かな色表現が可能です。
剤型は、粘性のあるクリームが多く、塗り分けやメッシュやハイライトといった繊細な美容技術に適しています。つまり、色調の設定がしやすく、お客さま一人一人のご要望に沿った色を作りだすことができるのがサロンカラーの特徴です。

 

ホームカラーとサロンカラーの決定的な違い

ミルボン

 

中身であるアルカリ剤の違い

ホームカラーには、主にモノエタノールアミンというアルカリ剤が含まれています。これには、仕上がりの手触りを良くする成分があり、ニオイも抑えることができるといったメリットがあります。しかし、このアルカリ剤が毛髪内部に残留しやすいといった点があります。

アルカリの残留は、あまり髪に良くありません。サロンカラーでは、アルカリの残留を最小限に抑える為、アンモニアがよく使われています。また、アルカリの量を調整しながら使用するため、ダメージが少ない上に色持ちが良いといったメリットがあります。(しかし、ニオイが強いことが弱点です…)

1剤・2剤の使用量の違い

ダメージと色ムラの原因は過酸水素から構成されるこの2剤にあります。例えば、パーマが残っている部分と、もう取れてしまっている部分があるとします。
この時点で髪質やダメージが全然違うのに、全ての毛に同じ剤を入れる事になってしまいます。これに対してサロンカラーは、美容師さんが2剤を一人一人の髪の状態に合わせてコントロールしている為ダメージを少なく、色ムラを抑える事ができます。

さいごに

サロンカラーは、ホームカラーに比べて時間と費用がかかってしまいます。しかし、美容師さんの技術に伴って希望の色になりやすく、髪へのダメージも少なくカラーチェンジを楽しむことができるのです。ホームカラー、サロンカラーには様々な特徴と大きな違いがあることが分かりましたね。
『髪は女の命』という言葉があるように、女性にとって髪の毛はとても大事なものだと思います。そんな大切な髪の毛には、やはりダメージの少ないサロンでのカラーをオススメします。

Writer aujua