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「髪がうねっていたり、ぼわんと広がってまとまりずらい…」
というようなお悩みを抱えている方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか?

以前の記事で、髪のうねり・パサつきとキューティクルの損傷・ケラチン繊維の破壊の関係についてお話しました。
今回は、髪の乾燥という面から説明していきたいと思います。

髪の中のタンパク質の変化

毛髪内部のタンパク質は、大きく分けて以下の2種類が存在します。

⑴親水性タンパク質
⑵疎水性タンパク質

親水性タンパク質とは、水分を保持することができるタンパク質。
疎水性タンパク質とは、水分を保持しにくく、乾燥しやすいタンパク質の事を指します。

最近の研究で、髪の中の2種類のタンパク質の割合は、30代、40代にかけて親水性タンパク質の割合が減り、疎水性タンパク質の割合が増えてしまうことがわかっています。

そしてこれが、年齢とともに髪がまとまらなくなる原因でもあるのです。疎水性タンパク質の増加により、水分保持力が低下する為、毛髪内部の空洞化が起き、結果、髪が軽くなってしまうため、まとまりが悪くなってしまうのです。

水分保持力が低下しているということは、もちろん乾燥もしやすくなってしまいます。また、毛髪内部が乾燥していると、うねりのある髪になりやすいと考えられています。乾燥していて、なおかつ髪が軽くなっている状態は、ふわふわと浮き上がり、ぼわんと広がってしまう大きな原因なのです。

解決策

解決策としては、毛髪内部の水分保持力をあげる効果のあるアイテムでタンパク質を親水化させて、髪の内部からうるおった状態にすることです。

研究の結果、保湿成分であるビタミンB6が疎水性タンパク質に結合することで、毛髪内部の水分保持力を向上させる効果があることがわかりました。

地肌環境を整えよう

内部が潤った髪になるためには、地肌環境を整えることが大切になってきます。そのためには、毎日の地肌ケアと地肌マッサージがとても有効的です。

【簡単にできる地肌マッサージ】

ここでは、効果的な地肌マッサージについて説明したいと思います。簡単にできる地肌マッサージを習慣的に行い、地肌環境を整えていきましょう。

しっかりと地肌ケアをすることは、紅斑やフケなどの地肌トラブルを防ぐことにも役立ちます。髪で見えにくいですが、実は7割もの人が地肌トラブルをもっています。
春夏に比べ、秋冬のほうが症状の発生率が高いとも言われています。このことを考えると、もうすぐ夏も終わりますし、より一層の地肌ケアが必要となってきますよね。地肌を健康に保つためにも、毎日の継続的な地肌ケアを徹底させましょう。

さいごに

いかがでしたか?髪を内側から美しく育てるためには、地肌のケアが欠かせません。しっかりケアをして、まとまりのあるまっすぐな髪を目指していきましょう。

Writer aujua